アフリカ支援活動報告(2020)

2020年2月
ジンバブエの2つの学校で支援活動を実施してきました

1つめの学校は “グレンビュー第１高校”

この学校には
“ニュンガニュンガ” という伝統楽器が1つしかなく
子供たちがニュンガニュンガを学ぶ事がなかなか出来ない状態でした

そこで、ムビラ制作者の “スタンレイ・ムジュル氏” に協力してもらい
ニュンガニュンガを5つ制作してもらって、それを寄付してきました

2つ目の学校は、資金的余裕がなく、授業も青空教室の学校
学校名は “Excel Junior and Senior school” です

ここには、ニュンガニュンガを演奏出来る子が2人いました

先生方は
「私たちジンバブエ人は、キリスト教を信じ始めています
しかし本当は、伝統や文化、我々の元々の信仰というものが大切な事を忘れてはならない、とも思っています
子供たちにもそれを伝えていくべきだとも
伝統楽器を寄付してくれた事をとても嬉しく思います
子供たちに伝統楽器を教えられる事を誇りに思います
ありがとうございます」
と喜んでくれました

生徒たちの前で話す機会をいただき
「ぜひこれを機に、みなさんのルーツである伝統楽器に触れてみてください
現在、日本やアメリカやヨーロッパに遠征しているジンバブエの伝統楽器奏者たちがいますが
がんばって練習し続ければ
そういった夢が叶う可能性もあるのですから」
と話すと
生徒たちの間から歓声があがりました

先生からは
「私たちは、来年、あなたがやってくるまでに
ニュンガニュンガの演奏やそれに合わせたダンス、歌を練習しようと思います
そして、あなたが来る日に合わせて、ジンバブエ文化デーをこの学校で開催したいと思っています
ぜひ、その日には、他の日本人も連れてきて欲しいです
そしてみんなで、日本人とジンバブエ人との交流を楽しみたいと思います」
とご提案をいただきました

今回の支援活動は
先生方をはじめ、関わってくれた大人たちが
「これは素晴らしいアイデアだ」
と賛同し、将来のビジョンを提案してくれました

そういった事に大きな1歩を感じています

支援活動は、支援する側の主観的な目線での活動ではなく
支援される側の人たちの意見を聞き、協力し合いながら進めていく必要がある、と思っています

これからも、今回の学校の支援も続けながら、他の学校の支援もしていきたいと思います

皆さまからのお気持ち、募金が集まり
アフリカの子供たち、関わる人たちの笑顔が広がっていっています
ありがとうございます！

【総募金金額】
55,754円

【今回使用した金額】
51,828円

【残額】
3,926円

残額は次回のアフリカ支援活動で使わせていただきます